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英国国教会によるキリスト教国イギリスには、
他のヨーロッパ諸国と同様、
キリスト教の顔の裏に、
キリスト教から「原始的な邪教(ペイガニズム paganism)」とレッテルを貼られ蔑まれた
先史時代の記憶が、
今も人々の心の奥底に、色濃く残っている。
ペイガニズムは、八百万(やおよろず)の神々を畏れ崇拝する、
自然崇拝の宗教である。
生きとし生けるものすべての命の源である太陽を拝み、
生命の危機と同時に大いなる恵みをもたらしてくれる、自然現象を畏れ尊ぶ、
人間として最も純粋で自然な宗教である。
イギリスの代表的な先史時代の遺跡といえば、ストーンヘンジだが、
ストーンヘンジから遠くないマールボロー(Marlborough)周辺には、
アヴェバリー(Avebury)をはじめとする先史時代の遺跡が存在する。
マールボローと聞いてアメリカのタバコを思い浮かべるかもしれないが、
アメリカの多くの地名のご本家は、当然のことながらイギリスである。
「北広島」などと同じことである。
ちなみに、Aveburyの発音だが、
ネットでは「エイヴベリー」とよくでてくる。
しかしながら、
私が記憶しているAveburyは「アヴェバリー」である。
アメリカなどの英語圏の国に「エイヴベリー」と呼ぶ地名があるのかもしれないが、
当然ながら、イギリスの「アヴェバリー」が本家本元である。
アヴェバリーには、ストーンヘンジには及ばないものの、
かなり大規模なストーンサークルがある:
アヴェバリーは、三内丸山遺跡のイギリス版といったところかもしれない。
資料館もあった:
Avebury付近の民家。
セ
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