〓フランスのブルターニュ半島の遺跡巡りC
2024-09-05




〓La Roche aux Fees(Feesの最初のeの上に斜め右上の点がついている) (The Rock of the Fairies 妖精たちの岩)

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〓横から見たところ。右わきの木は栗の老木。


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〓正面から見たところ。上に乗っている石のテーブルの堂々たる迫力。


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〓石室の内部。


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〓斜め後ろから見たところ。


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〓反対側の斜め後ろから見たところ。


正面からの写真のとおり、堂々とした立派なドルメンだったという記憶があります。

観光客向けの詳しいガイドブック『The Megaliths of Brittany』(Jacques Briard著)には、
「The monument measures 19.50m in length and is oriented north-northwest-south-southeast which permits, at the winter solstice, the observation of the rising of the sun within the axis of the chamber.」
と書いてあるので、北北西-南南東の向きに建っているのは、冬至の日の日の出の光が石室内に入るようになっているんですね。

前の記事Bの「La Maison des Feins(House of the Fairies 妖精たちの家)」が同じく北北西-南南東の向きなのも、冬至の日の出の光が石室内に入るように建てられたということですね。

先史時代の人々にとって、いかに冬至の日が希望の日だったかがわかります。北海道より北にあるブルターニュ(小ブリテン)や、ブリテン島(大ブリテン=イギリスの大半)の先住民のひとたちが、暗く寒く、日照時間が朝9時〜午後3時ぐらいしかなくなる、11月はじめ〜冬至までの、もっとも厳しい死の月日を、耐えて耐えて耐え忍んで、やっと日が長くなりはじめる冬至の日の日の出を、どんなにうれしい気持ちで迎えたか。

10月31日〜11月1日のハロウィンは、この世とあの世の境が無くなる時間。つまり、死がとても身近になる、文字どおり生き物も人間も死に直面する冬の始まり。

そして、太陽系の地球の北半球で進化したすべての生物にとって、冬至は、死に直面する冬から、生命が爆発する春に向かう、希望の日々の始まりですね。

お天道様は有難い!お天道様なくして、人も生物も生きられない!


ウィキに英語版の説明がありました。『The Megaliths of Brittany』(Jacques Briard著)にもかいてありましたが、妖精(妖怪・もののけ)たちが岩を運んで今ある場所に据えたという言い伝えがあるんですね〓


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